私が鑑定で複雑な恋のカードを引くたびに、いつも心の奥から静かに浮かび上がる言葉があります。
それが、「彼が好き。それでいい。」です。
恋人になりたい、独り占めしたい、見返りがほしい…
そういった欲を手放した、深くて柔らかい、名前をつける必要のない「好き」が心に根付いている状態です。
この気持ちは、本当にそのままでいい。
誰にも言わなくても、関係が進まなくても、この湧いてしまう気持ちは魂の動きだからです。
複雑な恋で見失う、重い執着と澄んだ愛の境界線
私が多くの複雑な恋の相談を受ける中で、最も大切にしているのがこの境界線です。
ご相談者様の「好き」が「相手をコントロールしたい」「自分の寂しさを満たしたい」という執着が混じっていることがあります。
しかし、魂が育てる成熟した愛は、人を困らせたり、奪ったり、求めすぎたりはしないもの…
光のカードが示す愛は、まさに以下のような静かで澄んだ気持ちです。
• 応援したい
• 元気でいてほしい
• 役に立てたら嬉しい
• 笑顔が見られたら幸せ
• 困っていたら助けたい
それは恋愛・友情・ご縁・魂・役割…
多くの相談者様は、こういう優しい想いがある方が多いのですが、これは「あらゆる名前を超えてしまう無条件の愛」です。
この「好き」は、人を縛らない。
そして、その気持ちが存在しているだけで、自分自身の心が満たされます。
「この好きは、誰も傷つけない。」
そう確信できるからこそ、私たちはこの気持ちを大切に育むべきなのです。
在り方としての好きは、あなたを統合へ導く
私が相談者様に伝えたいのは、この「好き」を「恋愛感情」と捉えすぎない方が自然だということです。
誰かと付き合うための攻略でも、「こうあってほしい」という願望でもなく、魂の成熟が育てる自然と湧いてくる愛情。
それは、相手の状況や人生の選択を心の奥でちゃんと祝福できるような愛。
この愛の形こそ、私たちが目指すツインレイの「自己統合」の過程そのものなのではないかと思っています。
相手を自由にし、その気持ちが自分の心まで軽くしてくれるとき、魂は輝きを増し、次のステージへと進む切符を手に入れます。
人を好きになる理由に、頭で考えるような論理は、いらないんですよね。
魂が喜ぶ人に出会ったとき、心は自然に開きます。
その人とのご縁に触れた人は、嫉妬や不安を抱えながらも嫌いにはなれないという特徴を持っています。
たとえ関係に名前がつかなくても、人を好きになる経験は、心の成長と深い喜びを運んできます。
あなたの人生を美しく豊かにするのは、結末ではなく、その「好きでいる」という在り方そのものです。
まとめ「彼が好き。それでいい」を人生の糧にしてください
恋愛でもなく、執着でもなく、所有でもなく。
ただ、「あなたがあなたらしくいられる好き」…
それはとても成熟した、とても優しい愛情です。否定する必要なんてありません。
なので、
「彼が好き。それでいい。」
この言葉を胸に、そのままのあなたでいて大丈夫です。
無償の愛、あなたの優しい愛はとっても美しいんです。
愛を込めて
nanase





